いまでは当たり前のように使用されているカリスマという言葉も、マックス・ウェーバーが定義し広めたものだ。
目次
カリスマとはなにか
ウェーバーによれば、カリスマとはいわばひとつの城のようなものである。
この城は個人の魅力と能力によって建設されており、この城の中では一般的な社会規範に従わずに、カリスマ独自のルールによって支配されているのだ。またこのカリスマの魅力の影響力という作用をもってして人々を引き付けるようです。
このカリスマを理解するうえで大事なのは、法との対比です。一般的な権力とは法的権利と手続きにおいて根拠づけられているが、カリスマの権力はカリスマ自身に根拠づけられているということである。
カリスマとは権力である
カリスマとはひとつの権力である。
ラッセルによれば、権力とは相手の意思にかかわらず権力者の意思を強制させることである。
基本的には結果とは組織が持つものである。しかしカリスマとは、この権力を個人で持つことができる点に固有性があるといえるだろう。
どの本が取り扱っているか
経済と社会という本の中で著述している。
この本はウェーバーの死後妻マリアンヌによって出版されたものだ。
参考リンク
本文
英語で全文が読める分析
スタンフォード出版
Max Weber's Economy and Society
Max Weber's Economy and Society is widely considered the most important single work in sociology and among the most important in the history of the social s...
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